写真家若木信吾は音楽の様に写真を撮ることを求めた。
美しいが形には現れない思い、見えない世界、感動は指先からこぼれるように
こわれやすく淡い。
若木は凛としたまっすぐな姿勢で対象を見つめる。
今回の浜松での写真展「Come & Go」は若木信吾の写真人生の軌跡を伝えるもの。
若木によると「Come & Go」というのは少年のころの彼そのものだという。
落ち着くわけでもないし、どこかに行ったきりでもない。