本のあるスペースは、年々増えているように感じます。
・毎日、トークイベントを行う本屋さん
・ブックカフェ (代官山蔦屋)
・本のある宿 (Book&Bed)
・街の私設ライブラリー (元城ライブラリー)
・商品に関連した本を置いたショップ (二子玉川蔦屋家電)
・コミュニティースペース
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思い起こせば、いくらでも出てきます。
「本が売れない時代」 と言われて久しいのに、この状況はどうしてでしょうか?
インターネットが当たり前の環境となっている今、
本は、知識を得るためのツールの一つではありますが、
物質としての本は、それ以外の役割も果たしているように感じます。
どんな本が選ばれて、
どんなディスプレイをされているかが空間の独自性を表すこともあれば、
「学び」 の場としての機能を表すこともあり、個人が持ち寄った本が集積されていくことで、
その場に関与する人達の気持ちを表すこともあります。
つまり、
「サードプレイス」 的に、「本のある場所」 は、位置付けられている様です。
それにしても・・・
ブックカフェや本が置かれているコミュニティスペースが増えているのは何故でしょうか?
丸八不動産グループが提供している、
「本のある場所」 は・・・
・田町サロン
・元城ライブラリー
・アートフォルムマンション エントランス
・ポルテボヌール
・アプレシオ
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つまり、
私が管理・担当しているスペースには、
「美しい本」 をまるでアートピースの様にディスプレイしています。
アートフォルムマンション エントランスでは、もう10年以上前から行っている作業でした。
本は、
物質として・・・
世界として・・・
知と出会うデジタルとは異なる性格を持ったツールであり、
そうしたツールのある空間は、人が自分と他者に出会う “場” です。
パソコン、スマホばかり見ているより、
外に出て人に出会って欲しい・・・。
“便利さ” が、人間力を下げている原因なのでは?
と感じている私でした・・・。
「読書の秋」 が間近かです。