朝晩の空気が徐々に涼しくなり、秋を感じるようになってきました。
秋といえば、食欲の秋、読書の秋と、いろいろですが、今回はアートな秋。
先日私が行ってきた、豊田市美術館で開催されている
「奈良美智 for better or worse」のお話です。
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今回の展覧会は、「for better or worse」
すなわち「どのような運命になろうとも」です。
これまで描いてきた、そしてこれから描いていく
すべての作品へむけた誓いの展覧会とのこと。
過去の作品から、今年の作品まで、100点の作品が展示されていました。
中でも、金沢21世紀美術館からの「Voyage of the Moon」は圧巻でした。
整理券をもらって中に入ると、いくつものドローイングとスタジオから持ち込まれた
ものが集まっていて、90年代の息吹と奈良さんを感じました。
奈良さんの作品の中でも大好きな「春少女」にも会うことができて、とても嬉しかったです。
また、国内外の名立たる美術館所蔵の作品の中、
個人蔵、作家蔵の多さにも驚きました。
奈良さんの作品を見ることで
奈良さんの作品に見られている
そうして、自分自身の気持ちと向き合う
静かで優しい対話の時間を、今、ここで過ごすことができて
とてもよかったです。
最後のお部屋の「Midnight Truth」を見て、そんなふうに感じました。
元城ライブラリーでは、奈良美智コーナーを作り、関連書籍を手に取りやすくしてあります。
また、フランスの木製おもちゃメーカーVilacと奈良さんがコラボした
「My Sweet Dog」も、みなさまのお越しをお待ちしております。
どうぞ、アートな秋とともに、元城ライブラリーをお楽しみください。