こんにちは、元城ライブラリースタッフです。
元城ライブラリーは、ART FORME元城1階に設けられた
アートフォルムオーナー専用の図書館。
ライブラリーでは様々な書籍、専門書、アートブックなどをご用意しております。
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先日、ご紹介した本、「~食を楽しみ、絶景を味わい 一人の芸術家の作品に酔う~ 個人美術館を行く」。
今回はその中から、静岡市立芹沢銈介美術館をご紹介します。
芹沢銈介
静岡に生まれ、色彩と模様の天才と言われた染色家、人間国宝。
沖縄の紅型に影響を受け、型染めを中心とした明解で温和な作風で、1976年にはフランス政府からの招聘をうけ、パリのフランス国立グラン・パレで開かれたのが「Serizawa」展。
地元紙では、マティスやクレーなどの巨匠と匹敵するという評論が掲載されました。
この「Serizawa」展から40年。
軌跡を振り返る「パリのセリザワ」展が、静岡市立芹沢銈介美術館で行われています。
日本人としては初、また存命中の作家が取り上げられたことも、異例だったそうです。
パリの街並みを彩る、代表作である「風の字」
ひらがなが上下左右とくっついた、いろは文字の美しい文様
滝として落ちる清々しい姿
「いい布地がはいったりすると、
これにはこんな型をつけてみたいとか
いふ具合に、逆に模様が布地から
生まれてくることが往々あります」
(「月刊民芸第一号「芹沢銈介氏について」一九四〇年)
美術館の本館は、日本建築界の巨匠、白井晟一の設計、石水館。
基調テーマは「石・水・木」。
公共建築百選にも選ばれています。
アーチ状の出入り口、重厚な建物
文様たちと織りなす、独特の雰囲気に包まれます
心やすらぐ色と模様の世界を堪能できる美術館です。
少し足を延ばして、出かけてみてはいかがでしょうか。
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2017/01/19
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